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教皇


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教えるもの、教わるものの心構え

日本人の多くは宗教を、困った時に助けてくれる存在、教え、導いてくれる存在と道徳的にとらえています。しかし同時に特定の宗教に対して熱心ではなく、懐疑的でもあります。そこに閉鎖的なイメージと、価値観を強要されることへの恐怖を感じてしまうからかもしれません。

【司祭長】は信者に対して神の御心に従うように、人々が神の国に入れるように教典に則って説教をします。しかし時には注意も必要です。信者に崇め奉られた教祖様は、時として自分の立場を忘れ、我こそ神の化身だと信じ、私たちを間違った方向に導かないとも限りません。

【司祭長】は教えるものはどうあるべきか、何を教えるか、教わるものは自分をどう評価すべきなのかを教えてくれます。


絵の解説

司祭長が神の啓示を受け、堂々とした雰囲気で信者に説教をしています。

あなたは壇上の司祭長から説教を受けています。
司祭長は二本の柱の間に座っており、その後ろは神の世界です。
彼は説教が始まる前にあなたの目の前に鍵を置きました。そして
「この鍵は神の世界への扉を開ける鍵だ。この鍵を使うことが許される者だけが、扉を開け、神の世界に入ることができる」
と無言で伝えました。
あなたはいつか鍵を使うことを許されると信じていますが、今は恐れ多くてそれに近づくことができません。
そして、壇上にいる彼を見上げ、
「司祭長様は私たちよりも神に近い位置にいらっしゃる」
と、熱心に純粋に説教を聞いています。

しかし本当に司祭長だけが神に近いところに位置しており、彼だけが鍵を使うことが許されるのでしょうか。

司祭長は信者よりも大きく描かれています。
あなたにとって彼はとても大きな存在です。
しかし彼はあなたが望む神の世界に通じる扉の前に立ちはだかっています。
あなたは熱心に純粋に説教を聞いており、神の世界への扉を開けるのに十分な忠誠心を既に持っているのですが、司祭長を前にして身動きをすることができません。
いえ、あなたは司祭長を神そのものだと勘違いしているのです。

そんな信者を平伏させ、司祭長は何を語ろうとしているのでしょうか。
よく見ると他のカードと比較して顔が変です。なんかお面みたいな。。。
もしかしたら彼の素顔は別のところにあるのかもしれません。


正位置 : ノーマルに行きましょう。個性発揮の時ではありません

階級社会、伝統的なこと、慣習、因習に対してのポジティブな面を表します。それらに逆らうべきではなく、それらを有効に活用するべきです。
気持ちや心ではなく明確な形が求められます。仕事や対人関係ではきちんとした契約が必要です。宗教は信仰心で結びついているのではなく、出家とか洗礼とか明確な契約によってその社会に入ることを許される閉鎖的な結びつきの場だからです。
約束、規律、時間など決められたことを守りましょう。
組織では多様な価値観は認められません。ひとつの価値観を守らないと組織が崩壊します。
一人だけ飛び出ることは慎むべきです。和を大切にしましょう。
上位者の意志に沿って、後輩を指導、育成しましょう。
恋愛占いでは結婚を意味することもありますが、恋愛上のゴールや完成というよりも契約に焦点が当たります。


逆位置 : 多様な価値観を認めましょう。他人を認めることです

教祖様状態になっています。自分の立場を悪用していたり、天狗になっていたりします。
保守的過ぎて頑固になっています。奇抜で自由なアイディアを受け入れることができません。
自分以外の違う価値観を認められません。世の中自分中心に回っていると思ったら大間違いです。
壁が高くて乗り越えられないと思っています。自分を過小評価しています。


カードの意味
正位置の意味 慈悲、連帯・協調性、信頼、尊敬、優しさ、思いやり、自信、法令・規律の遵守。
逆位置の意味 守旧性(アンシャン・レジーム)、束縛、躊躇、不信感、独りよがり、逃避、虚栄、怠惰、お節介。

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